Balinese Wedding バリニーズ ウェディング

バリ・ヒンドゥー教に基づく豪華で盛大なセレモニー

挙式やハネムーンを目的に訪れるカップルも多いバリ島。教会を新設するホテルも増えてきている。でも、せっかくバリに来たならバリ式のウェディングセレモニーもちょっと知っておきたいところ。きらびやかな宝飾品と豪華絢爛なバリの婚礼衣装は、日本でも既にお馴染みだ。
バリの結婚式は、新郎の実家で行なわれる。何日も前から、お供え物や飾り付け、椅子やテーブルの搬入など、家族や親戚、村人たちなど総出で忙しく準備される。
結婚式当日は新郎新婦は早朝4時くらいから着付けをスタート。家に美容師を呼ぶか、直接、美容院に行く。親戚や村人たちも早朝から料理や儀式などの準備でてんてこ舞い。バリ・ヒンドゥー教の結婚式で最も大切なのは、神様やご先祖様への報告をし、新しく家族となる新婦をはじめ、あたたかく見守ってもらうことをお願いすることである。婚姻の儀式もユニーク。新郎が鍬、新婦がカゴを持って、お供え物の周りを周ったり、お供えものをお互いに食べさせあったり、一緒に木の苗を植えたりなど…。
儀式が一通り終わると、招待客にはビュッフェ式の料理がふるまわれる。バリの伝統料理であるラワールやサテ、トゥム、バビグリンなど。家族、親戚はもちろん、友人や同僚など遠方からもお祝いにかけつけるので、新郎新婦は儀式後も、婚礼衣装を身にまとったまま、笑顔で招待客を受け入れる。バリ人の儀式とおもてなしを重んじる姿勢には敬意を表する。